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会長挨拶

第60回日本消化器がん検診学会総会 会長挨拶

 

“信用と信頼” ~“新しい検診様式”を目指して~

 

日本のがん検診の歴史は、1960年(昭和35年)に東北大学の黒川利雄教授が中心となって、胃がん検診の X 線装置を載せた車を開発し、宮城県での巡回検診を開始したことが始まりと言われています。

 

本学会は、その2年後の1962年(昭和37年)に当教室の先輩である有賀槐三先生が世話人となって「胃集検研究会連絡会」が設立され、翌年の1963年(昭和38年)に「日本胃集団検診学会」と改称し学会として設立されたのが始まりです。

 

その後、1982年には大腸がん検診と超音波検査による肝・胆・膵検診の参加に対応して「日本消化器集団検診学会」へ、さらに2006年には個別検診の普及に対応するために「集団」を外して「日本消化器がん検診学会」と改称し、現在に至ります。

 

そして今回、設立60年の記念の年を迎えました。このような歴史ある学会の第60回記念大会の会長を任命され、身に余る光栄と感じるとともにその責任の重さに身の引き締まる思いでいっぱいです。

 

このように日本で生まれた検診をこれからも素晴らしいものとし、発展させていくためにはまだやることが山積していると感じております。そのような中、学会で異なる分野の人々とディスカッションを行い、その成果を社会にアピールすることが学会の使命と感じております。

 

そこで、今回の学会テーマを“信用と信頼”とさせていただきました。

 

信用(credit)と信頼(trust)の意味は国語辞典を紐解いてみると、信用とは信じて任用すること、信頼とは信じて頼ること、とあります。

 

つまりこれまでの素晴らしい実績やevidenceのある手法があり、それらの業績に関して信用が得られている検診が、“信用のある検診”です。

 

これに対して、良い先生がいる、施設のシステムが良い、など、患者やそのご家族の方から精神面も含めて評価されるのが“信頼される検診”となります。

 

つまり、信用はないけれど信頼される検診施設はあり得るということになります。これから信用と信頼の双方を得られる検診を育むためにはどのような改革を行っていけばよいのか?自施設という枠組みを超え、行政の観点も含めてこれからの検診業界のあるべき姿を本学会で討論できればと考えております。

 

さらに2020年はCOVID-19の世界的な感染拡大により未曽有の事態が続いております。各施設においても“新しい検診様式”を目指し改革が行われた年にもなりました。

この経験を活かしどのような検診様式を目指すことが望まれるのか?も最新情報をまじえてのディスカッションができればと思います。

 

本総会が少しでも検診分野の発展に役に立つことができれば、学会の社会貢献という公共的役割の一端を担うことができると考えております。

 

会場を東京駅に隣接するアクセスの非常に良い場所に選定いたしましたので、一人でも多くの方に参加して頂けることを祈念しております。

本総会の開催に際しましては、来場者への万全の安全対策やWeb配信の活用など、十分な感染症対策を実施いたしますことを申し添えます。

 

 

 

2020年7月吉日

日本大学医学部内科学系消化器肝臓内科学分野

日本大学病院 消化器内科 超音波検査室

小川  眞広




  会長挨拶



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